コミュニケーションの目的
相手の話を聴こうとするとき、ついつい自分の話をしてしまうことがあります。
自分が知っていることや、興味関心があること、経験したことがある内容だと、なおさら自分のことを話したくなるものです。
でも、本当に大切なことは、相手の話を聴くことです。
なぜなら、コミュニケーションの目的は、お互いの理解を深めることだからです。
傾聴とは
できるだけ一言でいうと、傾聴とは相手の話に耳を傾けて、相手を理解しようとすること。
お互いの理解を深めて信頼関係を築くために、傾聴は効果的です。
相手を理解しようとするその姿勢が、より良い関係を築いていきます。
傾聴のポイント
「耳」だけでなく、「目」と「心」を加えて「聴」と書きます。
人は感情の生き物です。
その人を理解するためには、起きている事柄だけでなく、その事柄にまつわる気持ちを理解することが大切です。
つまり、傾聴のポイントは、目の前の相手に意識を向けて、相手の気持ちを理解することにあります。
人はコミュニケーションの中で、相手を信頼できるかどうか、安心して心を許すことができるかどうかにより、言葉の使い方や態度も変わってきます。
思っていることを素直に伝えられることもあれば、別の言葉で言い換えたり、ときには嘘をつくこともあるかもしれません。
なので、発言している言葉を額面どおりに受け取ることだけでは、なかなか理解は深まらないものです。
より良い関係を築くために
事柄を一生懸命に聞くことで、「ちゃんと聞いている」ことが伝わります。
さらに、気持ちを受け止めて聴くことは、「わかってくれた」につながります。
相手を理解してより良い関係を築くためには、先入観にとらわれることなく、好意的な関心を持って、相手の気持ちを聴くことを意識してみましょう。
「話を聴いてもらえたと感じるのは、どんなときですか?」
おりやまあさひ