ここにいるけれど、よくわからないと感じることも多いのが、自分自身のことです。
自分の中には、4つの自分がいます。
●自分も知っていて、相手も知っている自分
●自分は知っているけれど、相手は知らない自分
●自分は知らないけれど、相手は知っている自分
●自分も知らない、相手も知らない自分
あなたの大切な人との信頼関係を深めていくためには、「自分も知っていて、相手も知っている自分」を増やしていくことが重要です。
なぜなら、自分や相手が知らない自分が多いと、言いたいことが言えなかったり、思い込みで話を進めてしまったりするなど、コミュニケーションが上手くいかないことがあるからです。
それでは、どのようにすれば「自分も知っていて、相手も知っている自分」を増やしていくことができるのでしょうか。
その方法の一つは、今まで話せずにいたけれど、今なら話してもいいと思えることを、思い切って相手に話して共有することです。
そうすれば、「自分は知っているけれど、相手は知らない自分」を、「自分も知っていて、相手も知っている自分」に変えることができます。
もう一つは、人から褒められたり、感謝されたりしたことを、素直に受け取ることです。
気恥ずかしいと「いえいえ」「そんな」と謙遜してしまいがちですが、そんな自分もいるんだなと思って「ありがとう」と素直に受け取ってみましょう。
そうすることで、「自分は知らないけれど、相手は知っている自分」を、「自分も知っていて、相手も知っている自分」に変えることができます。
お互いに知らないとストレスになることも、知っていれば許せることがあるものです。
そのことが、対人関係のストレス緩和にもつながります。
ぜひ、自分のことを知って、知っている自分を増やしていきましょう。
「最近、人から感謝されたことは、どんなことですか?」
おりやまあさひ